今回の旅で、一番行きたかった場所です。
Antelope Canyonには、UpperとLowerがあります。
Lowerのほうが階段を登ったり下りたりと、道のりが激しいらしいので、まずは、冒険心のそそる Lower Antelope Canyonから見ることにしました。
Lower Antelope Canyonの受付がある小屋。 3本の煙突と小屋以外、周りにはな~んもないよ。 |
受付の小屋の中には、ナバホ?と思われるお兄さんが一人いました。
それと、外のベンチにたたずむ謎の男が一人だけ。
車は何台か停まっているものの、小屋の周りに見えるのは、赤土の荒野と、白煙を遠慮なしに出しまくる3本の煙突以外、何も見えません。ちなみに、煙突は火力発電所です。
小屋でお金を払って、少し待っている間、お腹が空いたので、シカゴから持ってきた非常食用のスコーンを食べながら、砂漠の砂をいじって時間つぶし。
「じゃ、行くヨ。」ってな感じで、ベンチに座っていた謎の男が、私たちを先導してくれました。この人がツアーガイドさんだったのね。
入り口。 看板なんてありません。 |
この割れ目に潜り込んで行くのだ。 |
中に入ると、複雑に折れ曲がった細い道が続いています。
オレンジ色の壁が、上から差し込む光によって、青、赤、紫にも見えます。
この不思議な岩の形は、水と風が作ったものだそうです。雨期には、ここは川となり、鉄砲水も来るので危険な場所となります。実際に、以前、11人の観光客が鉄砲水によってお亡くなりになったそうです。
ここは、言葉では表現できない、不思議で美しい場所でした。
周りに人が誰もいなかったので、無音の中でこれが見れたことはラッキーだったと思います。
この中では、蜘蛛とトカゲが住んでいるだけで、他は見られないそうです。気分が盛り上がって来たので、野獣に追われた小動物の気持ちになって、ジグザクの谷間を走り抜けようとしましたが、無理でした。ジグザクの角度が急すぎて、走り抜けられるようなものではなかったです。何より危ない。
どんどん奥へと進んで行きます。 |
上を見上げる。 |
下に続く階段。 |
たまに広いところもある。 |
ガイドさんは、一見、だる~い感じに歩いていますが、景色に見とれて一々歩みを止める私達にも、嫌な顔もせず付き合ってくれました。細かいView Pointも良く知っていて、カメラの操作にいたっては、私たちよりも良く知っていました。iPhoneでの撮影もお手の物。
ガイドさんから、光の撮り方について教えを受けるHideki。 |
「上から砂が落ちてくる所を撮ろう。」と、 下に落ちている砂を投げてくれますが、 ガイドさんの顔が写り込んじゃってる(笑) |