2011年2月21日月曜日

IKEAの籠(エドテンの巣)

さて、前記に続くお話をしたいと思います。

今日IKEAに行ったのは、シナモンロールが目的ではなく、おNewのエドテン用の籠を買いに行ったのです。

今使っているエドテンの巣となっている籠は、私達がこちらへ来たときにIKEAで購入したもので、それからずっと愛用しているものです。

しかし、今日は残念なことが判明しました。
現在IKEAは、ペット用品を扱っていないんだそうです。

う~ん、これは困りましたね。
ペット用の中綿のベットは、どこにでもあるけど、籠のタイプはIKEAでしか見たことないのに。。。。通気性が良くて、お手入れも簡単だし、籠のほうがいいと、私は思うのだけどねぇ。


エドテンは、お留守番するとき、いつもこの巣の中に自分から黙って入って行きます。足を踏み入れたとき、ミリミリと乾いた音を出すのも大分馴染んでいました。

誰よりもこの巣を愛しているがエドテンです。

Achiko:エドテン、残念なお知らせがあります。
ED:ん?なんすか。改まって。

Achiko:あなたの、おNEWの籠をIKEAに買いに行ったのですが。
ED:フムフム。

Achiko:いくら探してもペット用品が見当たらないので、店員さんに聞いたら、
もうペット用品は撤退していて、どこのIKEAに行ってもないんだって。
だから、エドテンの巣、もう新しいの買えないんだよ。
ED:フムフム。

ED:ハイ?

しらばっくれる、エドテン。

まあ、犬だし、こんなこと言っても解んないよね。


巣の上に敷いてあるピンクの毛布は、アメリカに来るときに母から貰ったものです。
飛行機に乗るときも、ケージの中に入れてきました。
突然、去年の秋あたりから巣の前左辺を己の牙を使って徐々にリフォーム、バリアフリー化してきたエドテン。
8歳の老体に合った家を、自ら作る姿を「匠の技」と称して見守っていた私達。

バカだった。。もっと前に止めておけば良かった。。。
後悔先に立たず。
だって、もう取り返しのつかないくらい入り口が広がちゃっているのです。

Achiko:ちょっと見せてみな。
ED:嫌だぁ。やめてくれ~ぃ。
Achiko:うぅっ。もはや座椅子状態じゃないか。。。
ED:何?どうするつもりなん?
 
こりゃ、後部がなくなるのも時間の問題だな。
新しいのが見つかるまで、当分の間リフォームは中止だよ。

まさか、自分では作れないし、地道に探していくしかないか。。。。。


ジ~。と、疑いの目で見つめられてしまった。
Achiko:捨てやしないから、安心しなさい。
当分の間、エドテンの籠を探しながらお買い物をすることになりそうです。

IKEAのシナモンロール

今日、久しぶりにIKEAに行ってきました。

そして、写真のこれは、IKEAのシナモンロール。
私にとっては、思い出深い食べ物のひとつなのです。

いい匂い。
でも、すっごく甘い。
アメリカに来たばかりの頃は、家具、食器類、布団などほとんどのものをIKEAで買い揃えたものです。

IKEAに行くと、建物に入る前から、このシナモンロールの匂いが漂ってきます。
お目当ての食器などと一緒に、甘~い匂いに誘われるまま、シナモンロールもよく買いました。

引越しの疲れもあって、アイシングのたっぷりかかった甘すぎるくらい甘~いシナモンロールが身に染みて、「これを主食にしてアメリカで生きていこう。」と、しみじみと心に言い聞かせたことを思い出します。
6個で4ドル。
値段も優しい。
その頃の私は、スーパーマーケットへ行っても、奇抜な色をしたお菓子や、しなびた野菜、保存料や化学物質をたくさん含んでいるであろう食品ばかりが目について、何を買って食べたらいいのやら、困っていました。

だから、「シナモンロールを主食に。」なんて妙な思いに至ったのでしょうけどね。

買ったばかりは暖かい。
ちなみに、こちらでのIKEAの発音は「アイキア」だったりする。
さらに、Costcoの発音は「カスコ」みたいな感じ。
和製英語、恐るべし。
今でも、IKEAに行くと、なんとなくシナモンロールを買ってしまいます。
コーヒーなしでは食べられない程に甘いけど、それでいいのです。

IKEAのシナモンロールは、私の大事な思い出の味なのです。

2011年2月20日日曜日

パン教室:バターロール

パン教室でバターロールを作りました。

前々から、パンは買って食べるもで、自分で作るなんて夢物語だわ~。と思っていたachiko。

一時発酵とか二次発酵とか。。。一回で済まないもんかのう~。と、パンを作る前に「面倒臭い」という文字が頭に浮かんでしまうので、今まで自力で作ることなんてありませんでした。

ところが、実際作ってみると、これがけっこう楽しかったのですよ~。

これは、教室で作ったバターロール。
仕上がりがとっても滑らかで、美味しい。
イーストが地味に発酵していく様子や、繊細でとんでもなく柔らかい生地を素手で扱うあの感じ、それを形成する工程。それに、パンの焼ける匂いがたまらなく良く、至福のひと時が味わえることが解りました。

こんな風に思えたのも、一緒に教室に行ったお友達や、大雑把な私にも優しく指導してくれた先生のおかげだったりするのです。謝謝~!

とにかく、新たなジャンルに片足を突っ込んだ感じです。

先週から、Hidekiは日本へ出張に行っていて家にいないので、持ち帰ったパンは、エドテンと山分けです。

普段はパンに興味を示さないエドテン。
しかし、今日のバターロールを前にしたエドテンは様子が違います。

どうやら、今日のは特別だってことが解るみたいです。


これがエドテンの「待て」のスタイル。
標的からわざと顔を背けて、耳だけはロックオン!
欲しいのをグッと堪えて、心の欲求と葛藤しているのが解ります(笑)。
(※こんな大きなパンは与えていないのでご安心を。)

翌日の土曜日。

バターロールを復習も兼ねて、もう一回作ってみました。
ただし、食いしん坊なので分量を倍にして一気に12個作る作戦です。


意気揚々とパン作りを始めたのですが。。。。。
小麦粉、イースト、砂糖、水、を練っている初期の段階から、昨日と様子が違うことを薄々感じるachiko。

やっぱり、いきなり倍の分量で作るのはまずかったかな。
「うわ。コレ硬っ!なんか昨日と違う。」などと、独り言をいいながら、とりあえず、V字捏ね~。

発酵しても、形成しても、なんだか堅いまま。練り消しゴムを捏ねているような感覚です。
でも、後戻りできないのが辛いところです。

形成はしたものの、端っこの部分が反り上がっちゃっているし(笑)。

昨日は、端から端までへたれ込むように下にくっついていたのだけどな。
なんでかな。
この時点で、イーストの発酵具合などは置いといて、パン作りの雰囲気だけを楽しむことにしました。

形成し終わったバターロールを見て、「こりゃ、プレッツェルみたいになるな。」と、どれだけ堅い仕上がりになるか予想してみたりする。

ま、それはそれでいっか。と、持ち前のいい加減さというか、無意味に前向きな性格を前面に出して、イザ、オーブンへ!

焼いている間、パンのいい香りが部屋中に漂います。

パン待ちしているエドテン。
カーペットの上が、彼の安心エリアなのです。
タイルの上は滑るからね。

さてさて、仕上がりは。。。。。


ギョギョーッ!
魚君ばりに発狂するachiko。
美味しそうじゃん!
想像以上に、良い出来栄えじゃないの~。

まあ、昨日のバターロールに比べると、堅いっちゃ堅いけど、私にはこれで充分だ!

だって、パンを自力で作れたんだよ~(涙)。ある意味、今日は記念日です。

これはもう、プレッツェルじゃなく、紛れもなくパンの領域に属する食べ物です。

中身も、しっとりと柔らかくて美味しい~。

じゃーん。
巻きの部分が取れちゃっているけど、いいのいいの。
気にしないも~ん。

エドテンも食べたかろう。

出来上がるまで、随分長い間待っていたもんね。

湯気の立つパンを目の前に、「やっと貰えるんだ~。」と喜んで近寄ってきたのはいいけれど、さらに「待てっ。」と言われ、グッと堪えるしかないエドテン。

犬の道は、厳しいのだよ。でも、辛抱してね。

堪えるeddy。耳だけはロックオン。
このいじらしい姿には、いつも参ってしまう。
こんなときは、いつもより沢山あげちゃったりするんだな。
                   

2011年2月3日木曜日

Snow Storm

2月2日、大雪です。

外は強風と雪が交じり合って、豪い事になっています。
電気も時々消えたり点いたりして不安定です。

興味本位でドアを開けてみると、雪と風が一気に家の中へ入ってきて、Jewel-OscoやDoninick'sなんかの広告を一気に巻き上げて飛していきます。


ヒャー!雪が顔に当たって痛い!
いつもの景色が別モノに見えます。
 そんな中、エドテンの日課の散歩だけは行こうと思って準備しました。
それと同時に、「外行って写真撮ってこよ~♪」と、浮ついた考えを起こすachiko。

しかし、エドテンは冷静に判断して外に行きたがりません。
外の様子を見る前は、散歩に行きたがってたのに、野生の血が危険を察知したんだね。

外の様子を見るエドテン。
面持ちは神妙。

一歩下がっての一言。
ボクは行きません!


そんなに行きたくないのならと、本日の散歩は中止しました。


翌日。

朝起きてみると、ビックリ!
家の周りに見たこともない雪の量がてんこ盛りになっていました!
              

どうゆうコト?

もはや玄関からの脱出は不可能です。

玄関からは出れないので、ガレージを開けて外の様子を見に行ってきました。

ストームは過ぎ去ったようだけど、人っ子一人見当たらないのが逆に新鮮です。
エドテンと二人で新雪散歩を楽しみましたよ~。

道に車が放置されていました。
昨晩この車に何が起こったのだろう。
乗っていた人は無事だったのか心配です。
時折吹く強風に一時立ち止まるも、エドテンは雪の中を突き進みます。

ED:うひゃ!つべたいぃっ!
強風に怖気るエドテン。後ろでそれを笑うachiko。
しかし、昨日のエドテンとは別犬のように生き生きしています。
楽しそうで私も嬉しいです。

働き者の除雪車両Bobcat号をよそ目に、はしゃぐEddy。

深い新雪もへっちゃら~。

と思いきや、すぐに踏み固められた轍を利用しだす中年犬。
8歳の老年ボディーには新雪ダッシュはちとキツイらしい。
ようやく家に帰ってきた辺りで、第一村人発見!(←古い?)
軽く挨拶すると、ご近所さんでした。
なにやら、共同の郵便ポストまでの道のりを除雪しているとか。
なんて善良な人なんでしょう!!
感動しました!

人だっ!
ちゃっかりお願いして、エドテンと2ショットの記念撮影してもらっちゃいました。

わ~い。いい思い出になったね!

今回、私とエドテンは家で待機することができて、安全に、しかも割と楽しみながらスノーストームをやり過ごすことができましたが、お仕事をしている人たちは大変です。

Hidekiは、車を運転してデトロイトから今日帰ってきました。
運転中、前を走っていたトラックがスリップして道を塞いだのだと、大げさにでもなく、さり気なくでもなく、普通に言っていました。
っていうか、無理しないでよ~って心から思います。
ホント、あの天候の中よく無事に帰ってきてくれたと、神様がいたら感謝したいです。

私が行っている学校は、今日も明日も休校です。
たぶん明日は、除雪が間に合っていないか、若しくは気温が急激に下がるらしいので登下校時の安全を考えての休校かと思います。

安全第一。これが一番大事ですね。
エドテンの野生の判断は素晴らしいよ。